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年齢を重ねるにつれ、目に見えないものは怖くなくなってきました。幽霊的なものとかね。
肝を冷やすのは、だいたい現実的なことばっかり‥。最近肝を冷やしたのは、おじいちゃんと自転車でぶつかったこと。自転車×自転車の事故でした。私はまっすぐ、おじいちゃんは右折で私の方に向かってきており、あっ！！フラフラっとこっちに！と思ったら自転車どうしが引っかかって、一緒に転倒してしまっていました。私はいいんです。若いから。自転車を引き起こして、状況を理解して、おじいちゃんに「大丈夫ですか！！？」って聞いたら、おじいちゃんもちょうど立ち上がるところでした。こちらからみると、足が私の方にあって、頭は向こう側にあり、且つうつ伏せだったので分からなかったんですが、立ち上がると口の端から血が！！？？立ち上がるまでに少し間もあり、「ああっ！大変なことになった！！」と肝を冷やしました。というか、頭が真っ白になりました。頭の中にはＡＣのＣＭが。自転車事故が大変だというあのＣＭです。おじいちゃんは口から血の混じった唾をペッと吐き捨て、「気をつけなさい！！」と言い残して自転車にまたがって行ってしまいました。思わず「はい！すみません！」と答えた私ですが、私：直進、おじいちゃん：右折。この状況って私が一方的に悪いの？？前方不注意といえば不注意だけれど‥。ただこの時は、「よかった。無事だった」という感覚しかなかったですね。本当に現実的に肝が冷えました。何事もなくてよかった～。